Yuji with Ninja ZX-9R KAWASAKI ZX9R

 

機械的に必要なもの2

クラッチケーブル レバー クラッチカバー

KAWASAKI Ninja ZX9R カスタム パーツ インプレ

ZX9R C型 C1 C2 D型 1998 - 1999



機械的に必要なもの
ブレーキマスター スイッチ ブレーキホース キャリパー クラッチケーブル レバー クラッチカバー
ジェネレーターカバー スプロケット チェーン ホイール オイル フィルター
冷却水 クーラント エアクリーナー フィルター スパークプラグ PIAA LED フォグランプ
リヤサスペンション ディスクローター

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クラッチケーブル レバー


純正品番 54011-1382 ケーブル(クラッチ) ¥1,751- 2010年4月現在

この時はantlion ビレットレバーアジャスターピース
ケーブル交換時にまとめて交換してますね。

クラッチレバー・ケーブルの調節は
ケーブルのハンドル側先端、大きい輪っかのロックナットを先に緩め
内側のアジャスターを回して調節します。
この時ケーブル自体がねじれないようにケーブルを片手で持って直線状にしてあげると
締め込んだ時の遊びの変化を防げます。
レバーを軽く握りながら微調整して行きます。
完了したら、ロックナットを締め込んで完了です。
締め込んだ後にサイドレバーを握って確認し必要であれば再度調節します。

また稀にロックナットが緩んでることがありますので
違和感を感じたら確認しましょう。
慣れるとグローブ装着状態で信号待ちでも余裕で調節できます。

メンテナンスは両端タイコにグリス、ワイヤーには注油するぐらいです。
頻度は1年に1回ほどで十分かと思いますが
車体を野ざらしにする時間が長かったり、雨中走行をする場合は
半年に1回はしたげた方がいいです。

クラッチケーブルの交換時期は車検の2年毎が望ましいです。
自分は交換を忘れてて4年と少しで切断されました(笑)

車検2回分となると恐ろしい事になりかねませんので
2年毎が良いでしょう。

クラッチケーブルへの注油は防錆剤で潤滑させます。
便利パーツとして大きく知れ渡っている
DAYTONA デイトナ ワイヤーインジェクター
ワイヤーインジェクター
などがありますが
正直、使えませんし必要ありません。。。
車種によっては必須なのかもしれませんが
大量にスプレーしすぎる可能性がありますのでお勧めしません。

基本的にスプレーの先端をゴムホースとの隙間に突っ込んで
下から滲んでくるまで少しずつスプレーをしてあげましょう。
しばらくは下へ流れ続けますので
余分はウエスやペーパータオルで拭き取ってください。

一部ですが、ワイヤー類(クラッチ・アクセル・チョーク・シートロック)に適したルーブです。
SUPER ZOIL スーパーゾイル スプレー
SUPER ZOIL
スーパーゾイルスプレー
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WAKO's (ワコーズ)
MTL メンテルーブ
DAYTONA デイトナ MOTOREX モトレックス シリコンスプレー
DAYTONA(デイトナ) MOTOREX
シリコンスプレー
流動性が高く、かつ粘度もある程度維持されるスプレータイプです。
ただもう完全にワイヤーだけに使う場合は大量に用意する必要はありませんので
小さなスプレーの設定があれば、それで十分です。

クラッチケーブルの交換はメンテナンス初心者でも可能です。
多少コツは必要ですが、順序さえ守れば時間は掛かりません。


まず右側センターカウルを取り外します。
外すとクラッチカバー・ケーブル→リリースレバーが現れますので
両方にナットのあるガイド部のダストカバーをリリース側へずらします。
リリース側のナットを緩めて遊びをつくります。
交換でなくレバー側だけを外しての注油だけの場合、ここは無視してください。

※クラッチリリースシャフト(クラッチ側の接続部)は
クラッチカバーから一度外すとオイルシールの交換が必要になります。
抜けないように注意してください。

レバーのアジャスターを5番に合わせます。
5番にホルダーからワイヤーのタイコ(丸いの)が
抜けるようになっています。

ロックナット・アジャスターを緩め
切り欠きとスイッチハウジングについているラインを合わせて横一列にします。
右側細めのアジャスターの位置はロックナットに限りなく近づけると
ワイヤーを外しやすくなります。


2つの切り欠きを前方にあわせ一列のラインを作って
ワイヤーを引きながら切り欠きから外します。


このようになりますので、次は前方かつ下に引き抜くように
レバーからタイコを取り外してください。

次はクラッチカバー、リリース側のタイコを取り外します。
これは遊びをつくってワイヤーを軽く曲げてあげれば簡単に外れます。

ケーブルがどこを通っているか良く確認してから、抜き取ってください。
デジカメを用いて写真を撮ってしまうのも良いです。

新しいワイヤーの取り付け前に注油し
逆の手順で取り付けてください。
この時もリリースシャフトが抜けないように注意が必要です。
途中のホルダーにケーブルを通し忘れないようにしてください。

それぞれのタイコを取り付けたら
リリース側、ガイド前後のナットを仮止めし、レバー側アジャスターで調節をします。
遊びの量が適切な範囲になったら本締めし
必要ならアジャスターで微調整を行います。
最終、ロックナットの締め忘れとダストカバーの戻し忘れに注意してください。

ZX9R antlion アントライオン ビレットレバーZX9R antlion アントライオン ビレットレバー
antlion (アントライオン) ビレットレバー

社外品ですが交換は純正部品と同じです。

クラッチケーブルをクラッチホルダーから外します。
レバーを止めてある10mmのボルトと対のナットを取り外します。
ここのクリアランスは上下ともに非常に狭いのでレンチは肉厚の薄いタイプが望ましいです。
多少強引にやれば、一般サイズでも問題なく使用できます。

レバーを車体から外したら、はまっているだけのアジャスター部分を外します。
※レバーとホルダーの間には小さなバネが付いていますので
くれぐれも紛失しないように注意してください。

レバー本体を交換し、バネとアジャスターを取り付けます。
車体へ取り付けたらケーブルを装着し、調節して完了です。


 

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クラッチカバー


純正品番 14032-1528 カバー (クラッチ) ¥14,364- 2010年4月現在
パーツカタログ 14032-1482 より品番変更

7年ぐらい前は12000円程だったような…(笑)
何度か値上げを繰り返しとります。C型~F型まで共通部品です。

マグネシウムであるが故に立ちゴケ程度でも穴が開くって言うね(笑)
耐衝撃性には弱いです。


転倒後、オイル漏れが発生したのでエポキシパテで応急処置したものです。

DAYTONA デイトナ メタルコピー マルチメタルスティック エポキシパテ
DAYTONA (デイトナ) メタルコピー マルチメタルスティック


エポキシパテはツーリング必携アイテムです。
メタル系・プラスティック系とあります。4~5分ほどで初期硬化が完了します。
もしもツーリング先で転倒してオイル漏れが発生したら
走行はまず不能になりますが
これを必要量切ってこねてくっ付けるだけで応急処置が完了します。
今のところレバー類に使った事はありませんが
もともと存在したかのように強固に硬化します。

クラッチカバーの交換にはバックステップ交換にも出てきた
Cリング(サークリップ)プライヤーが必ず必要です。
デイトナ Cリングプライヤー クリップリング サークリップ
DAYTONA (デイトナ) Cリングプライヤー


交換作業を開始する前、準備として新しいクラッチカバーに
オイルレベルゲージを内側から装着します。
ゲージのパッキン部は水を付けて密着させます。
その内側からサークリップを装着するのにプライヤーが必要です。
ゲージの再利用も可能かと思いますが新品交換しましょう。

DAYTONA デイトナ シリコンガスケット
交換時は他に、カバーガスケットとシリコン系の液状ガスケット(シーラント)
リリースシャフト部のオイルシールも準備が必要です。
出来れば外す時にプライヤーなどで傷が付きやすいノックピンと
シャフト部のベアリング2個も交換するのが望ましいです。
外側のオイル量が書かれたラベルも新しい物を使用しましょう。

クラッチカバーには交換作業前の段階で
オイルレベル窓の水を塗布したゲージ・サークリップ
シャフト部にオイルを塗布したベアリング2個と耐熱グリスを塗布したオイルシール
外側のオイル量ラベルを取り付けておくとスムーズに進行します。
エンジンオイル、オイル処理箱も用意しましょう。

交換手順はまずエンジンオイルを抜きます。
クラッチケーブルのワイヤ―・タイコをクラッチリリースから取り外してください。
クラッチカバー外周のボルト10本を外します。
リリースシャフトを回転させることでクラッチカバーが浮き上がってきますので
浮き上がったら少しずつずらしながら、カバーを取り外します。
外しにくいですが外れない時は軽くプラスティックハンマーで周囲を叩いてください。
オイルは抜き取っていますが、残っているオイルが少し出てきます。

クラッチカバー本体の交換としていますので必ず用意が必要ですが
リリースシャフトをカバーから抜き取る場合はオイルシールの交換が必要です。


カバーが外れたら内側のパーツ2種(プレート・ダンパー)、ボルトを新しいカバーに移植します。
右上に見えるナットピン(必要数2)の取り付けを忘れないようにしてください。


クラッチカバーを外すと、クラッチハウジングや
クラッチプレート・フリクションプレートが見えます。

取り付け時はガスケットを外し液状ガスケットの跡をある程度綺麗にしてください。
液状ガスケットを左右縦のラインに薄く塗り、上からカバーガスケットを装着します。
液状ガスケットの塗布箇所は取り外したパーツを参照すれば完璧です。

カバーを車体側に取り付けたノックピンからはめ込みながらセットし、ボルトを取り付けます。
リリースシャフトを真っ直ぐに挿入し、クラッチワイヤーのタイコを取り付けます。
シリコンガスケットが初期硬化(シリコンなので軟化)するまで15~20分程度
完全には24時間必要です。
エンジンオイルはそれまで入れないようにした方がいいですが
私は初期効果が終わったら入れました(笑)


完成図です。
この時はフラッシングゾイルでフラッシング作業も行いました。

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